読んだあと暗い気持ちにはなるけど、
歌野晶午さんの「密室殺人ゲーム2.0」を読みました。
何を読もうかなーと思い本屋に入ったところ
こんな帯が、、、、、
こんなの絶対手に取るに決まってる笑
本屋大賞取ってる作品とか好きなので、本屋さんおすすめ!とかあるとついつい目がいってしまうんですよね。
この帯がついている本は、他にも何冊かあったのですが、読んだことがあり、作風が好きな歌野晶午さんの本にしました。
歌野晶午さんは「世界の終わり、あるいは始まり」と「葉桜の季節に君を想うということ」を読んだことあるので、これらよりも面白いのかなーとか「密室殺人ゲーム2.0」ってことはシリーズものの2作目か!1作目は在庫ないんかーい!とか1作目じゃなくて2作目がおすすめ本なのかー!とかいろいろ思いながらも購入しました。
自身が考えた渾身のトリックを披露するために殺人を犯す、他のメンバーはそのトリックを見破るというお話です。
1作目は読んでないですが、読んでいなくても内容理解に全く問題なかったです。いまの時代風景にも合っているし、会話調で進んでいくので読みやすかったです。
トリックの解説が文字じゃなくて映像の方がわかりやすいなーって思うものも一部ありましたが、基本的にトリック解説の部分を読んでいると暗い気持ちになります(笑)登場人物たちがトリック披露のためにそこまでやるか、、、とおののきます。
まじ??やばすぎ!って思ったのが1箇所(頭狂人の殺人の部分。Q4相当な悪魔)、ほえーってなったのが1箇所(目のマークの部分)ありました。最後はどんでん返しというよりも、ふりきりすぎてて、わお(*_*)というかんじです。
推理小説あるあるの、ああ、フィクションだもんなって雰囲気の本ではありません。どこか実際に起こってもおかしくないような描写のされ方をしていました。
細切れに少しずつよりも一気に読むことがおすすめです。